最近は、バイトしてる居酒屋さんでのオフ活動(常連さんとバーベキューやったり畑をやったり)で遊んでばっかりなのですが、そこで考えたこと。
お金があると幸福になりやすいけど、お金がないからといって幸福になりにくいわけではない、というようなお話です。
お金と幸福度
突然ですが、人生で大事なのはお金とかステイタスより「孤独にならないこと」だと考えています。
困ったときに相談できる人や、美味しいものを囲んでワイワイできる仲間。家族だけに限らず、そういうゆるいつながりがあると不幸を感じにくいからです。(周りの人よありがとう)
反面、お金は一番じゃないとはいえ、やっぱりお金が解決できることは多いもの。
うちのお店は常連さん同士すごくいいコミュニティができているけど、やっぱりそれだけお店に通う財力があるってことだもんね。
自分が60歳になったとき、そんなペースで飲食店に通えるかなあ、と思うととても無理な気がします。
ただ、お金がなければダメということはなくて、お金がなくても、いい仲間とゆるく楽しいコミュニティをつくることはできる。それは自分が「店側」にまわること。
いいお店の常連さんを見てると思うけど、お金があればわりと簡単にいい感じのコミュニティに属することはできる。それは消費者としての参加。お金がない・稼がないことを選ぶなら、小さなコミュニティは自分でつくることが大事。それは生産側にまわるということ。
— 高畠美月 (@unimizuki) 2017年4月30日
自分も含め今若者である人たちは、現在の老後世代の人たちのように「普通にしててまあまあ裕福」にはなれない ことがほぼ確定している。だいたい老後なんていつ来るの?
もちろん頑張って裕福になれる人はそうすればいいけど、それを羨ましいなーとだけ思っていると危険かもしれません。
年をとって、お金もなくて、人を呼んだり楽しませたりするスキルもなくて孤独になる、というのが一番つらそう。そういう人は、お金さえあればなあ…としか考えられず、生産側に回れないんだよね。
— 高畠美月 (@unimizuki) 2017年4月30日
楽しいことを生産する側にまわろう
世の中に、素敵なお店はたくさんある。素敵なコミュニティもたくさんある。
でもお金ないから仲間に入れない…
という思考だと、お金がなくなったときにツライ。だから楽しいことは自分で生産できるようになっておきたいものです。
生産と言ってもたいしたことではなくて、家で飲み会を開いたり、興味のあるジャンルの人を集めて読書会や勉強会をひらいたり、そんな感じのこと。
みんなで一緒にやる作業があるものとか、テーマを決めてやるとか、ちょっとした工夫があると人も集まりやすいし仲良くなりやすい。
小さなコミュニティを作るのに、料理スキルはとても有効。ニートのphaさんが「料理はニートの必須科目」と書いてたのはまさに。仲間を呼ぶにも、居候させてもらうにも、美味しいものが作れることはすごい強みになる。
— 高畠美月 (@unimizuki) 2017年4月30日
どっちに回っても楽しくいられるようになろう
お金を稼いで消費者として好きなコミュニティに関わるのが悪いわけじゃない。0か100かじゃないし。稼がないことを選ぶなら、時間はたくさんある。面白いことを仕掛ける練習はしておいて損はないよね。
— 高畠美月 (@unimizuki) 2017年4月30日
お金があるときは、素敵なお店や仲間に応援するつもりでお金を出したい。
お金がないときは自分で楽しいことを作り出して、それに人がぼちぼち集まってくれるような状態を作りたい。
そうすればどっちに転んでも、人生はそんなに悪くないかなーと思う。
今の老後世代(たとえばちょうど親がそれにあたる人も多いと思う)は、「楽しいことは消費すること」と考えてる人が多いような気がする。
それが悪いってわけじゃないけど、その価値観をあてはめて生きていると、うまくいかなかった場合にツライ。私たちがうまくいかない率(金銭的な意味で)は、当時よりはるかに高いわけですし。
だからこそ、お金のあるなしにとらわれず、楽しいことはつくる!という心意気が必要だなあと思ったのでした。
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