東京都美術館で開催中の「いのちをうつす展」を見てきました。
東京都美術館で開催『いのちをうつす』展
動物・植物・きのこなど、特定の対象を継続的に描いてきた(写真や造形も含む)作家を集めた展示。
それぞれに対象のいきものと向き合った、力強い展示が印象的でした。
【作家一覧】
・小林 路子(きのこ絵)
・内山 春雄(鳥の彫刻)
・阿部 知暁(ゴリラ画家)
・冨田 美穂(牛の木版画)
・今井 壽恵(馬の写真)
・辻 永(植物画)
小林路子さんのきのこポストカードを買えて満足。
このポストカードが良すぎて、思わず同じの2枚買いました🍄 pic.twitter.com/5iofN6H4xl
— みー (@unimizuki) January 7, 2024
【今回新たに知ったワード】
バードカービング
木から削り出してつくる鳥の彫刻。彩色されたものは本当の鳥か剥製のようで、リアルさがすごい!
目の見えない人にさわって形を知らせる活動も行っているとのとで、彩色前の彫刻を触って楽しむ展示もされていました。
作者の内山春雄さんは、日本バードカービング協会を主宰されています。
イグチ
小林路子さんの絵のキャプションでたびたび登場していたワード「イグチ」。
イグチ科は真正担子菌綱のイグチ目に属するキノコ。かさの裏面は通常のキノコのようなひだ状ではなく、菅孔と呼ばれる微細なチューブ状の構造を備え、その内壁面に胞子を形成する。しかし、中にはキヒダタケ属のように子実層托がひだ状のものや、ジャガイモタケ属のように、ひだも管孔もなくだんご状の外観を持つものも存在する。(Wikipediaより)
ということで、キノコのひとつのジャンルらしい。
かさの裏が通常のキノコのようなひだ状ではなく、スポンジのようになっているのが特徴。ポルチーニ茸もイグチなんだそう。きのこの世界は知らないことだらけ。
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冨田美穂さんの牛の木版画は牛の毛1本1本までリアルですごい迫力だったし、阿部知暁さんのゴリラ絵は絵本の原画がとてもよかったし、辻永さんの植物画は画家が日記のように描いていたとのことでさらっとしているけど特徴をとらえていて素敵だったし、今井壽恵さんの写真ではメジロマックイーンやオグリキャップなど名馬の写真が素晴らしかった!
というわけで、小林路子さん以外は知らずに行ったのですが、とても楽しめる展示でした。
同時開催中だった「動物園にて」も鑑賞。
こちらも非常に興味深かったです。
今年はフットワーク軽く、いろいろ美術館や博物館に行きたいな~と思っていたので、幸先良いスタートでした。