そうです私はちきりんファン。
読み終わりましたー。今回も目からウロコがぽろぽろ。/ちきりん の 自分の時間を取り戻そう を Amazon でチェック! https://t.co/InD6fnKscF @さんから
— 高畠美月 (@unimizuki) 2016年11月28日
ダイヤモンド社から出版されている
「自分のアタマで考えよう」「マーケット感覚を身につけよう」のシリーズ第3弾。
今回のテーマは「生産性」です。
「生産性」は仕事だけの概念ではない
一番ハッ!としたのは「生産性」の考え方を、仕事以外の自分の生き方や時間の使い方全部に当てはめて考えてみること。
まず、そもそも「生産性」とはなにか定義すると
「インプット」と「アウトプット」の比率。
投入したインプット(資源)に対するアウトプット(成果)の割合 であり
「生産性が高い」とは、貴重な資源がどれだけ有効に活用されたか、ということになります。
生産性を上げる ということは、
インプットの量を制限し、同じ(かそれ以上の)アウトプットを出せるようにすること。
アウトプット(成果)を上げようとしてインプットを上げていたら、生産性はあがらないよ、ということが丁寧に書かれています。
そんなのわかってるんだ。わかってるんだけど、そもそも…
持っているインプットと、希望するアウトプットを把握しているか
自分の持っている資源(インプット)は何でしょう?
一般的に、最も希少な資源は、「時間」と「お金」。
でももっと突き詰めて考えてみたら?
ちきりんさんにとっての希少資源は「頭がきちんと働く時間」だそうです。
身体が弱い人にとっては「元気に活動できる時間」かもしれない。
夫婦共働きで子育て中の家庭にとっては「ママの元気」かもしれない。
生活の生産性をあげるためには、自分の持っている希少資源を把握し、その無駄遣いに敏感にならなくてはいけない のです。
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では、求める成果(アウトプット)は何でしょう?
自分の求めている成果(アウトプット)を正確に把握していますか?
たとえば「飲食店で成功する」というのが成果だとします。
でもそれって
「大人気店としての評判」がほしいのか「最大の売上」がほしいのか「一流シェフの名声」がほしいのかによって全然違いますよね。
ここで言う「成果(アウトプット)」は「飲食店で成功する」だけでは足りず、「何を達成したいのか」「自分が手に入れたい価値はなにか」まで突き詰めて把握しましょう、ということ。
どの「成果」を目指すのかがわかっていないと、投入する資源を無駄にしてしまうことになりかねません。
インプット・アウトプットに正解はない。時期によっても変わる。
先ほどのアウトプットの例にしても、別に正解はありませんよね。
売上一番の店を目指してもいいし、地域の人に愛される店を目指してもいい。
だけど大事なのは、自分がどこに一番価値を置くか、ということ。それは他人が決められるものではないということ。
また、希少資源(インプット)も、人生の時期によって変わって当然。
お金がないけど時間はたっぷりある学生時代と今とでは希少資源は違うでしょう。
家族の状況や、自分の健康状況によっても変わりますよね。
だから、「一般的に」いいと言われている価値を手に入れることに必死になっても意味はないのです。
自分が求めている価値はなにか、まずは自分で把握すること。
そしてそれを達成するために、自分がもっている資源をより効率的に投入することを考えること。
結局、自分の人生をどうしたいか、自分のアタマで考えなよ、ということです。
一方、「みんなが使ってるところだから」という理由でお金の使い途を決めてると、自分にたいする投資効率(お金の生産性)は高くならない。そんなことしてたらお金はいくらあっても足りない。新刊の中の、この部分だけでもしっかり伝わってほしい。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2016年11月28日
「お金」に対しても「時間」に対しても、同じことが言えますねえ。
まあ、読んでください。
時間がうまく使えない。なんだかいつも忙しい。
お金がいくらあっても不安。こんな生活求めていたんだっけ…?
みんな一度はそんなふうに思ったことがあるのではないでしょうか。
今現在も思っている?
だったらインプットとアウトプットをもう一度整理してみるだけでもだいぶ違うかもしれませんよ。
情報がいっぱいで、どこを目指していいかわからなくなる現代だからこそ、必要な力だと思います。
ちなみに本では
「残業ばかりで限界の管理職・正樹」
「家庭と仕事の両立に悩む母親・ケイコ」
「働きづめのフリーランス・陽子」
「会社が伸び悩んできた起業家・勇二」
の4人が例として出てきます。
これがもう、自分のまわりにもいるいる!いや、もしかして自分かも!?っていう絶妙な4人なのです…!
最後にこの4人が、「生産性」を身に付けて忙しい生活から脱却するのですが、よかったなー、と思ってなんだかほろりとしてしまいました。(そういう読み方する本じゃないよね
そうだよ、みんなもっと幸せに、自分の人生を生きていいんだよ。
たぶんちきりんさんは、そんなメッセージを発しているのではないでしょうか。