障がいのある人とともに、レジ袋から素敵なプロダクトを作っている『poRiff(ポリフ)』。
関西での活動がメインのpoRiffが、東京でワークショップをやるらしい!と聞いて、参加してきました。
『poRiff』とは?
poRiff(ポリフ)は、障がいのある人が働く施設で作られているプロダクトブランド。レジ袋をコラージュして圧着し、カラフルなバッグや小物を作っています。
代表の薮内都さんは、京都造形芸術大学出身。「障がい者が作ったからというよりも、素敵かどうかで購入してくれる商品を」というポリシーでデザインされているというだけあって、poRiffのバッグは大人気。百貨店や美術館でも取り扱われています。
私も大きいバッグをひとつ持っているんですが、材料がビニール袋だけに撥水性があってとても丈夫。銭湯バッグやプールバッグにぴったりな一品ですよ。
そんなポリフバッグ、レジ袋とアイロンがあれば自分でも作れるYO!というワークショップが東京で開催!これはぜひ体験したい…ということで行ってまいりました。
カラフルなレジ袋がバッグに変身!ワークショップ。
材料は、レジ袋と気泡緩衝材(プチプチ)とポリエチレンシート(ゴミ袋を切ったもの)。
プチプチとゴミ袋をを重ねたものをキャンバスに、カットしたレジ袋をコラージュしていきます。
ノリをちょっとだけつけて、好きな色・模様を組み合わせ。レジ袋って意外とカワイイのもあるんだなあ。参加者の方々が持ち寄ったレジ袋に興味津々。
私が作ったのは、ドン・キホーテの夏限定・水色のレジ袋がキーポイントです。波模様がカワイイ。ありがとうドンキ。
コラージュが完成したら、アイロンをかけていきます。縮むので、全体に均等にかけるのがコツ。
シートが完成したら、バッグのかたちに仕立てていきます。今回は簡単なぺたんこバッグ。端を圧着してひっくり返すだけ。ノリなどをつけなくても、アイロンをかけるとレジ袋同士が圧着するんですね。
ひっくり返したら不揃いな部分をカットして、持ち手の穴をあけて完成!カワイイ!
裏側。
2時間ほどのワークショップで、参加者みんな思い思いのバッグができました。ひとつとして同じものはできないので、可愛さひとしお。レジ袋の一期一会です。
組み合わせや並べ方など、自信ないかも…と思っていても、アイロンで圧着すると不思議にまとまるので心配なし。質感がマットに均質になるので、どんな色柄もちゃんとマッチするんですね。
楽しい2時間!あっという間でした。これは家でもぜひやってみたい!色のキレイなレジ袋をもらったら、捨てられなくなりそう。
今回の簡単ぺたんこバッグのレシピも掲載されているpoRiff初の本が出ています。裏地をつける方法や、ブックカバーや鉢カバーなどのアイデア作品もいろいろ。
障がいのある人もない人も、できることをやっていける世界になるといいよね。「福祉プロダクト」とくくらない、poRiffの活動は本当に素敵だなあと思います。
代表・薮内都さんのインタビューも。
アートではない活動が、障がい者の日常にやりがいをつくる。
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今回、展示販売とワークショップが開催されているギャラリーhasu no hanaの看板社員・ネオ様。
にゃーん。
poRiffの展示販売は2017年9月3日まで。レジ袋からつくるカラフルな世界、ぜひどうぞ。