備忘録も兼ねて。
我が家で組み立てたオフグリッドソーラー発電システム(なんてエラそうなもんじゃないけど)に使ったものを全公開します。
システム全体のしくみ
オフグリッドソーラーシステムには、主に次の4つが必要です。
・ソーラ―パネル
・バッテリー
・チャージコントローラー
・インバーター
そしてもうひとつ、なくてもいいんだけど付けてよかった便利なやつが
・シガーソケット
です。
全体の仕組みを大雑把に言えば、
2.その電気をバッテリーにためて、
3.それをインバーターで交流に変換して取り出す。
変換しなくていい電気は、シガーソケットから直流のまま取り出す。
4.コントローラーはこの全体の司令塔のようなもの。
という感じでしょうか。
うちで使った機器について、それぞれ解説しますね。
ソーラーパネル
ソーラーパネルは 50W 単結晶 が1枚。
蓄電システム.comというショップで、チャージコントローラとセットのものを買いました。
セットのページはこちら。
ケーブルもついているのでありがたい。お値段はセットで18000円くらいでした。
ソーラーパネル 50W 単結晶 AT-MA50A
バッテリー
バッテリーは 12V36Ah のシールドバッテリー(完全密封型鉛蓄電池)。
YMTエナジーというネットショップで買いました。お値段は送料込みで10000円くらい。チャージコントローラー
チャージコントローラーは前述のとおり、ソーラーパネルとセットになっていたもの。
インバーター
インバーターは発電した直流の電気(DC)をコンセントで使える交流の電気(AC)に変換するための機械。
こちらはソーラーパネル組み立てのワークショップで使っていたものをマネしました。
カー用品のネットショップで、お値段は3000円ほど。
USB2.1A出力付き定格250W/瞬間500W DC12V→AC100Vコンパクトインバーター(
シガーソケット
シガーソケットは、直流の電気をそのまま使うために取り付けました。
USBで充電できるもの(スマートフォンやiPod、充電器など)はそのまま直流の電気を使った方がロスが少なくてすみます。
これもカー用品。秋葉原の電気街で探しました。
ソケットが3連(3口)、USBが1口のもの。たぶん2000円はしなかったと思います。
USBで充電したいものがたくさんあったので、後日さらにこういうのを買いました。
これは数百円。一度に3つのUSBが使えるようになりました。便利!
ケーブル類
それぞれの機器をつなぐためのケーブルが必要です。
1.はセットに付属してきたものを使用。
2.はバッテリーを購入したショップで一緒に購入。(チャージコントローラー⇔バッテリー間 接続ケーブル 1.5m 1.25sq 丸型端子タイプ(穴径8.4㎜))
3.はインバーターに付属…だったかなあ。
4.はシガーソケットから。
ケーブル先端の端子の加工が必要なものは自分でします。
端子は、秋葉原・電気街のパーツ屋さんでドキドキしつつ買いました。
ケーブルの太さと、端子の〇の大きさを間違えなければ大丈夫なはず…だけど危うかったです。無駄な買い物もけっこうしました。圧着も難しかった。
電気の配線は、得意な人と一緒にやった方がいいかも。
まとめと注意点
本来、どのくらいの電流が流れるから、どの程度の機器をどのくらい繋いでいいか、とか計算して機械を選ぶもの。
そのへん、私は完全には理解できていません。だからイチから商品を探すのは無理。
なので、組み立てのワークショップに参加して、そこで使っていた機器をお手本にして買い揃えました。(だから今でも完全にはわかってない)
その状態で、ひとりで端子やケーブルを買ったり、圧着に必要な工具を買ったりするのは、けっこう難易度が高かったと思います。助けてくれた人がいたからできたって感じ。
これを買って説明書通りに組み立てればオフグリッドソーラーシステムができるよ~という簡単セットみたいなものもないことはないのですが、ケーブルの長さとか家によっても違うしねえ。
やっぱり電気(物理)の知識と、実践練習(配線加工)は必要だなあと痛感しました。
人に勧めるなら、私ももうちょっと勉強しなきゃいけませんね。
参考にしたワークショップ
神奈川県藤野で活動されている藤野電力の「ミニ太陽光発電システム組立てワークショップ」を見学しに行きました。
ここでちゃんとお金を払って組み立てをするのが一番はやいかも。
自分でやってみたら、値段も全然割高ではないなーと思いました。
藤野では「市民電力」や「ひかり祭り」など面白い活動もいろいろされていて、見学もできたので楽しかったです。